導入
「一生懸命作った野菜、もっと多くの人に知ってもらいたい」 「直売所での売れ残りを減らしたい」
そう思ってInstagramを始めてみたものの、「何を投稿すればいいのか分からない」「フォロワーが増えない」と悩んでいませんか? 実は、農家のアカウントにおいて、プロのような綺麗な写真は必ずしも必要ありません。むしろ、「農家だからこそ撮れる写真」こそが、最強の武器になるのです。
この記事では、スマホ一つで今日から実践できる、ファンの心を掴む写真撮影と投稿のテクニックを紹介します。これを読めば、あなたのInstagramが「ただの記録」から「集客ツール」へと変わります。
Instagramを使って野菜の販売促進やファン作りをしたいけれど、写真に自信がない、どんな投稿がウケるのか知りたい農家の方。
なぜ農家のインスタが人気なのか?
1. 「非日常」の価値
あなたにとっては当たり前の「泥だらけの長靴」や「朝露に濡れた葉っぱ」は、都会に住む人にとっては新鮮な「非日常」です。飾らない日常の風景こそが、癒やしや憧れの対象になります。
2. 安心感の可視化
スーパーの野菜売り場では見えない「作っている人の顔」や「栽培の裏側」を見せることで、消費者は「この人が作った野菜なら食べてみたい」という安心感と親近感を抱きます。
ファンを作る「刺さる」写真の撮り方 3選
高いカメラは不要です。スマホのカメラ機能(グリッド線やポートレートモード)をオンにして、以下のポイントを意識してみましょう。
1. 「シズル感」を撮る(収穫・料理)
野菜のみずみずしさや美味しさが伝わる「シズル感」を意識しましょう。
- 光の向き: 逆光や半逆光(斜め後ろからの光)を利用すると、野菜がキラキラと輝いて見えます。
- 構図: 「日の丸構図」でど真ん中に配置するのも良いですが、少し中心からずらす「三分割法」を使うと、一気におしゃれになります。
- 被写体: 採れたての野菜の水滴、断面の鮮やかさ、湯気が立つ農家メシなど。
2. 「臨場感」を撮る(作業風景)
綺麗な野菜だけでなく、汗を流して働く姿もコンテンツになります。
- アングル: 自撮り棒や三脚を使って、作業中の自分や手元を撮ってみましょう。顔出しが恥ずかしい場合は、手元や後ろ姿だけでもOKです。
- 被写体: 泥だらけの手、トラクターの運転席からの景色、収穫の瞬間。
3. 「成長」を撮る(定点観測)
種まきから収穫までのストーリーを共有することで、フォロワーは「一緒に育てている」ような感覚になり、収穫時の喜び(=購入意欲)が高まります。
- ポイント: 同じ場所、同じアングルで定期的に撮影します。
- 被写体: 双葉が出た瞬間、花が咲いた瞬間、実が色づいていく過程。
投稿のコツ:フィードとストーリーズの使い分け
写真が良いだけでは、なかなか見てもらえません。機能の使い分けも重要です。
| 機能 | 特徴 | おすすめの投稿内容 |
|---|---|---|
| フィード投稿 | プロフィールに残る「顔」 | 自信作の写真、栽培のこだわり、レシピなど、後から見返してほしい情報 |
| ストーリーズ | 24時間で消える「日常」 | 「今から収穫!」「雨降ってきた…」などのリアルタイムなつぶやきや、アンケート機能での交流 |
| リール動画 | 拡散力が高い | 収穫の様子や調理風景を短くまとめた動画で、新規フォロワーを獲得する |
ハッシュタグの選び方
ハッシュタグは「検索されるためのキーワード」です。
- ビッグワード:
#農業#野菜(投稿数が多く、埋もれやすいが見ている人も多い) - スモールワード:
#〇〇県#家庭菜園初心者#(自分の農園名)(投稿数は少ないが、ターゲットに届きやすい)
これらを組み合わせて、10個程度つけるのがおすすめです。「#農家さんと繋がりたい」などもコミュニティ作りに有効です。
まとめ
Instagramは、あなたの畑と全国の食卓を繋ぐ架け橋です。 「映え」を気にして投稿できないよりも、ありのままの畑の姿を毎日発信し続けることの方が、ファン作りには効果的です。特にストーリーズなら、失敗した写真でも「失敗しちゃった」とネタにできます。
まずは今日、畑に出たら「一番綺麗だな」と思った瞬間をスマホで切り取ってみてください。その一枚が、未来のファンとの出会いになるかもしれません。
今日の作業中に1枚だけ写真を撮り、ストーリーズにアップしてみましょう。スタンプ機能で「今日の天気」や「今の気分」を貼るだけでも立派なコンテンツです!